『 住宅における湿気と結露について②。 』

こんにちは。

ホームコーディネーター平井です。

 

今日はシリーズでお伝えしております、住宅における湿気と結露

についてお話したいと思います。

kumpula_z 1階 ホンカ6

前回(4月22日)のブログでは、建物内における湿気のありよう

は、建築物の作り方に大きく影響されるということをお話させて

頂きました。

では、その湿気はどのようにして発生するのでしょう。

 

湿気は空気中、材料中の水蒸気、水分ですので、湿気の発生源は

何らかの水ということになります。

このような木造住宅中に存在する湿気のもととなる水には、以下

のような種類があります。

(1) 雨水(雪解け水等も含む)

(2) 地盤中に含まれる水

(3) 生活用水

(4) 人間、動物、植物に含まれる水

(5) 建築材料に含まれる水

ホンカ 湿気

建築物を構成している材料にも水分が多かれ少なかれ含まれてお

り、それら周囲の温度条件などによって放湿され加湿源となりま

す。

木造住宅では、特に基礎に用いられるコンクリートと、主たる構

成材料である木材に多くの水分が含まれています。

その中で、木材中に含まれる水分について試算したものがありま

したのでご覧ください。

《  わが国の1棟当たりの平均木材使用量を平成6年度住・木セン

ター「木材使用量調査結果 」に基づき0.2㎥/㎡と仮定すると、延

べ床面積120㎡の住宅では、合計約24㎥の木材が必要となる。

その木材の比重を0.45、建築当初の含水率を25%とし、それが最

終的に気乾含水率である15%にまで乾燥すると仮定すると、合計

約1.2トンの水分が蒸発して湿気となり建物に作用することとな

る。》

ちなみに、ホンカの角ログ材はおおむね13%の含水率でフィンラ

ンドの自社工場から出荷され、建築地についた時点では、時期や

建築地の立地にもよりますが、おおむね17~18%になります。

 

以上のような試算結果からわかりますように、木造住宅に使われ

る建築材料からもかなりの量の水分が放出されます。

近年、高気密断熱住宅などに代表されるような部位密閉型構法で

は、1階床仕上げはコンクリートがある程度乾燥してから行うこと

や木材には乾燥材を使用する事が必須であることがわかります。

 

補足ですが、木というのは調湿効果があります。

室内に湿度がある梅雨の時期や夏場などには、その湿気を木が吸

収してくれます。

逆に、冬場の乾燥した時期は、木が持っていた湿気を吐き出して

くれるのです。

これが、室内全体が木で出来ているログハウスが快適な理由のひ

とつです。

ホンカ ベッドR しかしこの様に、数値や言葉で表してみても、それが果たして快

適なのか不快なのかは実感できませんよね。

やはり、実際に住宅展示場などに行き、その建物の快適さを確認

してみましょう。

ホンカつくば 外観

ホンカつくば テラス【ホンカつくばモデルハウス】

もちろん、ホンカ・ログホームのモデルハウスにもご来場くださ

い。

機械に頼らない快適な空間が実感できますよ。 平井

平井

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